セリーヌのバッグ修理をどこにお願いしたら良いのか悩んでいませんか？
セリーヌのバッグを修理する方法は2つあります。

1.正規店で修理をする
2.修理専門店で修理をする

しかし、『正規店』か『修理専門店』どちらに修理を出せばいいか、自分の判断だけではわかりませんよね？キズがついてしまったり、シミになってしまっている箇所を放置しておくと修理に出しても治らなくなってしまうかもしれません。

そこで、この記事では正規店と修理専門店に修理を出す場合のメリット・デメリットをお伝えしていきます。また、修理専門店に修理を出した場合の修理例の紹介、修理内容もあわせて説明していきます。セリーヌのバッグ修理をどこに出すか悩まれている方は、ぜひ参考にしてみてください。

どちらにお願いするかに関わらず、早めに修理した方がいいのは変わらないので、なるべく早めに修理に出してくださいね！

セリーヌのバッグを正規店で修理する場合

セリーヌのバッグを正規店で修理依頼する場合は、最寄りの正規店に商品を持ち込み、修理やメンテナンスをして欲しいことを伝えましょう。

正規店での修理の場合、セリーヌ公認の職人が修理をおこなうため、安心感があるでしょう。ただし、修理の内容によっては、費用が高くなってしまったり、修理日数も多く掛かってしまう場合があります。修理金額や修理日数が掛かっても、『正規店で確実に綺麗な状態にしてもらいたい方』は正規店での修理がおすすめです。

正規店で修理するメリット2つ

1.無償で修理を受けられる場合がある
2.純正部品で修理をしてもらえる

1.購入日から期間が経っていない場合、アフターサービスの保証内で無償修理で対応してもらえる場合があります。購入時に付属されている保証書と商品を持参し、正規店に足を運びましょう。見積りを受けなければ、有償か無償かわかりませんのでまずはお店に行ってみてくださいね。

2.正規店での修理は、セリーヌの純正部品が使用されます。セリーヌのブランドオリジナルデザインのボタンや金具にこだわりがある方は正規店に相談しましょう。また、正規店ではセリーヌ独自の技術基準を満たす職人が修理作業を請け負います。そのため、仕上がりには期待を持てます。お気に入りのバッグを預ける際も安心です。

正規店で修理するデメリット2つ

1.修理期間が長くなる可能性がある
2.修理費用が高くなる可能性がある

1.国内対応できない修理は海外の工場での対応となります。
海外の工場での修理となると、海外へ発送してから修理作業をおこない、国内に返送されるので、修理期間は長くなる傾向があります。大切なバッグを長期間預けることに抵抗を感じる方も多いかもしれません。

2.正規店での修理は、修理専門店と比較すると割高になる可能性が高いです。修理費用があまりにも高くなる場合は、新品のバッグを買い替えることも考えた方がいいかもしれません。正規店での修理が高いと感じたら、修理専門店に依頼することも考えましょう。選択肢は多くあった方が安心です。正規店よりも安く修理を受けられるかもしれません。

注意点（保証書がないと修理不可？）

近年のセリーヌは、顧客情報をデータ化している店舗が増えています。そのため、保証書がなくても修理、メンテナンス対応をしてくれる店舗が増えています。もし、保証書をなくしてしまっても、諦めずにセリーヌの店舗に確認しましょう。

ただ、保証書があれば、スムーズに対応してもらえますので、保証書を持っていれば、必ず持って行きましょう。

セリーヌのバッグを修理専門店で修理する場合

※修理専門店（リペアスタジオ）とは様々なブランドの商品を修理できる業種のお店です。

正規店で修理をする以外には、修理専門店にお願いするという方法があります。修理専門店は高度な技術を習得した職人を抱えている修理専門店も多く存在します。高い技術を持っている職人がいれば、安心してバッグの修理を任せられます。

修理専門店によっては、SNSや公式ホームページで修理実績を紹介している場合もあります。Instagramのストーリーズで修理実績を紹介していたり、公式LINEやDMで無料相談に乗ってくれる修理専門店もあります。また、正規店よりも費用が安く、修理期間も短くなる可能性もあります。

『修理費用を安くしたい、修理日数を短くしたい方』は修理専門店がおすすめです。

修理専門店で修理するメリット3つ

1.修理費用が正規店よりも安くなる可能性がある
2.修理期間が正規店よりも短くなる可能性がある
3.仕上がりのイメージや金額を相談できる

1.正規店よりも比較的に費用はリーズナブルになる場合が多いです。事前に修理内容に応じた金額を提示してもらえるので、安心して任せることができます。

2.修理専門店では同じ場所に修理工場がある場合も多く、海外に送って修理をするケースはないので、修理期間も短くなることが多いです。相談時におおよその修理期間を教えてもらえるので、まずは相談してみましょう。

3.修理専門店は修理をおこなう前に、事前に無料相談できる店舗が多いです。修理の予算や修理品の仕上がりのイメージを直接伝えることができるので、納得したうえで修理をおこなうことができます。

修理専門店で修理するデメリット2つ

1.職人の技術レベルに仕上がりが左右される
2.修理専門店で修理をおこなった後は正規店でメンテナンス・修理を受けられなくなる

1.セリーヌのバッグの扱いに慣れていない職人が担当する場合、納得のいく修理を受けられない場合があります。技術レベルの高い職人が在籍している業者を探すためには、SNSや公式ホームページで実績を確認したり、口コミ評価を確認することが大事です。
セリーヌのバッグや財布の修理実績があるかを参考に修理専門店を選びましょう。

2.修理専門店で修理した場合はその後、その商品は正規品ではないとみなされるケースがあります。修理後に不具合があり、正規店に持ち込んだ場合、メンテナンス・修理を断られる可能性があります。ただし正規店でメンテナンス・修理を断られた場合でも、修理専門店で修理依頼をおこなうことはできます。

正規店以外で修理をおこなう場合は、2回目以降も同じ修理専門店に任せることを前提に信頼できる業者を選択しましょう。

修理専門店でのセリーヌのバッグ修理事例9つ

ここからはセリーヌのバッグの修理事例を紹介していきます。あなたのバッグの状態に近いものがあるかもしれません。修理事例を確認できれば、安心して修理をお願いできますよね。ぜひ、確認してみてください。

持ち手作成

『持ち手作成』の修理になる場合は、持ち手全体がボロボロになってしまっていたり、汚れている時です。持ち手全体がダメージを受けている場合は、作り直すことで修理後も長く使用していただけます。色や形、硬さも元の持ち手をしっかりと再現します。元のバッグの印象を大きく変えることなく仕上がります。

持ち手付け根補強

『持ち手付け根補強』の修理になる場合は、持ち手の付け根が切れそうな時、切れてしまった時です。補強は強度を上げたうえで切れない状態に復元します。持ち手を活かせる場合は補強だけの修理でOKです。

内袋修理

『内袋修理』になる場合は、バッグの内側が合皮で作られている場合に経年劣化でベトベトになり、剝がれてしまう時です。基本的に元と同じ色・素材に交換できるので、元の状態を復元できます。ただ、劣化しないように、シャンタン生地で新しく作り直すこともできます。

根革交換

バッグの両側面にあるバッグ本体とショルダーベルトを繋ぐためのパーツを『根革』と呼びます。『根革交換』の修理になる場合は、ちぎれたり破損してしまった時です。根革はバッグを持つ時に一番負荷が掛かる箇所でちぎれたり破損しやすい箇所です。

片方が切れた場合はもう片方も傷んでいる場合が多いので、両方交換することをおすすめします。

ナスカン交換

ショルダーベルトの両端に付いている金具を『ナスカン』と呼びます。『ナスカン交換』の修理になる場合は、ナスカンが折れたり、壊れた時です。交換が必要な場合は、セリーヌのバッグの金具に近いナスカンに交換します。

パイピング補修

バッグの底部分や側面に形を保つための芯が入っています。その芯を包んでいるものが『パイピング』です。『パイピング補修』の修理になる場合は、パイピングが欠損した時です。

パイピングを放置したままにすると、芯が欠損部分から飛び出し、型崩れを起こしてしまう可能性があります。修理の際には、欠損した部分に革をあてて欠損部だけを一部補修できます。欠損部分が広範囲になる場合は、パイピングを全部交換する『パイピング製作』も対応可能です。

革紐作成（交換）

『革紐作成（交換）』の修理になる場合は、革紐や革の部品が擦れてボロボロになった時です。同じ色合いの革で元の状態に近づけることもできますが、アクセントをつけるために色を変更して作成することも可能です。

ファスナー交換・スライダー交換

『ファスナー交換・スライダー交換』の修理になる場合は、ファスナーを閉めても開いてしまう時、金具が破損している時です。修理の際には本体からファスナーを取り外して、新しいファスナーを取り付けます。
ファスナー交換後、元の引手を再利用できる場合は、再利用します。

補色

『補色』の修理になる場合は、バッグ本体の色がはげてしまった時、色落ちしてしまった時に周りの色と同じように色を補うときです。色剥げはバッグを使用する際に支障はありません。しかし、一度気になると直すまで、気になってしまいます。

周囲と同じ色で色剥げの部分を補う補色をおこなうことで、元のバッグの色を取り戻すことが可能です。

セリーヌのバッグをより長く使うためのメンテナンス・ケア法

革素材の製品は、メンテナンスせずに使用するとダメージが蓄積され、光沢がなくなっていきます。逆にいうと、バッグを使用した後に定期的なメンテナンスをしっかりとすれば、綺麗に長く使用できます。

ここからは、メンテナンス方法を紹介していきます。

普段のメンテナンス

使用後は柔らかい布でバッグの表面を拭き上げましょう。空気中のほこりや花粉がついています。使用後に表面をささっと拭くだけでも長持ちさせる要因になります。

雨・水に濡れた場合

セリーヌのバッグの特徴でもある、上質な牛革カーフスキンは水に弱いレザーです。濡れたまま放置すると、シミや硬化の原因になってしまいます。

雨や水に濡れてしまった時は乾いた柔らかい布で、こすらず優しく水分を拭きとってください。ドライヤーを使って乾かすと革が『回復不可能のダメージ』になってしまうので、絶対にやめてください。

ツヤがなくなった場合

使用していくと表面が乾き、光沢がなくなります。月に一度を目安にお手入れをすることで、光沢を持続できます。

ただし、クリームの塗りすぎはカビの原因になる可能性があるので、乾燥してきたら塗るようにするなど注意が必要です。

お手入れでクリームを塗る際には下記の手順でおこないましょう。

1.表面を柔らかい布やブラシでブラッシングして汚れを落とす
2.皮革用クリームを薄く塗る
3.豚毛ブラシでクリームをなじませる
4.柔らかい布で拭きとり革のべたつきをとる

まとめ

この記事では、セリーヌのバッグを修理する際に修理専門店と正規店でどんな違いがあるかと修理専門店ではどんな修理事例があるかを紹介しました。

修理専門店では、正規店よりも安価かつ、短納期で修理してもらえる場合が多いです。また、修理前に予算や仕上がりのイメージを相談できます。正規店は少し敷居が高いと思われている方は、まずは修理専門店の修理事例を確認して、無料相談からしてみましょう。

セリーヌのバッグを大切に使用しているあなたの理想の状態に仕上げてくれる修理専門店がきっと見つかるはずです。